なぜ悩み続けなければならないのか?
底地を所有されているみな様においては、先祖から引き継いだ大切な土地ということもあって、簡単には手放すことができないプレッシャーとともに、たくさんのお悩みを抱えていらっしゃることと存じます。わたくし達のところに寄せられるご相談・ご質問は年々広がりを見せています。
底地には「謎」がたくさん詰まっています。「なぜ、地代がこんなにも安いの?」「なぜ借地権はそこまで守られているの?」...。概念的な多くの疑問は、歴史を紐解けば見えてくるものもあります。簡単に言うと、昔は圧倒的に地主さん・家主さんの権利が強くて、賃借人はとても弱い立場にあったのです。その後、賃借人の権利を守ろうとする動きが出てきて、その結果、賃借人を守り過ぎてしまったと言われるほどになってしまったのです。
現実、今の法律環境・税制環境というのは、地主様方においては少し冷たい風かもしれません。先ほども出てきましたが、賃借人過保護と言われる時代を経て、底地の運営は易しくない状況にあります。地代の値上げでさえスムーズに行うことは難しく、底地の地代は非常に低廉になっているケースが多く見受けられます。
もちろん借地権を返還してもらうことは至難の業であり、借地権の明渡の訴訟においては、よっぽどのことが無い限りほとんど地主さんが負けてしまいます。しかも相続税も増税基調にあり、底地を次世代へ継承することがより難しくなるかもしれません。
底地の運営には幅広い知識と管理が求められる
底地(借地)というのは、所有者と使用者が違うためにいろいろなトラブルを招きかねません。トラブルを生じさせないためには、地主側にも借地権者側にも一定程度の知識を保有していることが望まれます。
しかし、底地(借地)のことを学ぶ機会も少なければ、相談できるところも限られています。そのような中でどのように地主さんは自分の資産を守ればいいのでしょうか。
まず第一には、専門家に相談できる態勢を整えておくことが重要だと思います。底地ドットコムはみな様にとって、一つの大きな武器になることと信じています。また、底地という立派な不動産資産であるにも関わらず、契約書が無かったり、土地の境界が曖昧だったりするケースが多く見受けられます。これは果たして健全な姿と言えるでしょうか。
もちろん急な相続等で底地を引き継いだような場合には、何が何だか分からない状態だと思います。しかしそのような状態はいずれ問題を生じさせてしまうことにもつながりかねません。
「土地を守る」から「資産を守る」へ
底地は、その収益性と相続税評価のバランスが悪いために、相続時には少し厄介な存在になりがちです。ただ、管理が面倒である等の煩雑さだけであれば問題はありませんが、底地が「負の遺産」になってしまうような場合があることに注意しなければなりません。
底地を引き継いだものの、その相続税の支払いに何年分の地代を準備しなければならないか...。「ご先祖様からの大切な土地だから」と、土地を守って資産を減らすようなことにつながっていることさえあります。
本当に求められているのは土地を守ることよりも資産を守ることなのではないでしょうか。
底地を整理したいが...
底地を整理することは簡単ではありません。まず、心理的な壁を感じられることでしょう。今、自分の代で底地を売却してしまったら一体誰から何を言われてしまうのか...。
底地を売却・整理することは決して恥ずかしいことでも、非難されることでもありません。何かを言う人がいるとすれば、それは地主業の苦労を知らない一部の人だけです。
また、どのように整理をするのかということも大きな問題です。地主様自身で借地権者との交渉に臨むことは、感情的なことも作用してしまいますので、全てが解決にたどり付くまでに多大な時間を要してしまう場合があります。
もちろん、地形が複雑でどのように整理を進めればいいのか分からないというような場合もあるでしょう。
そこで、それらの問題を解消するために、一括で不動産業者等に売却するような選択肢も考えられます。ただ、それは大きな不安を伴います。底地を買った人(業者)が借地権者に対して乱暴無茶なことをしないだろうか?という不安です。
バブル景気時代に巷を騒がせた、少し強引な不動産業者のイメージが頭をよぎることでしょう。そのような不動産業者は数を減らしましたが、今でも多からず存在することは間違いありません。
後々のトラブルをさけるためにも、信頼のおける確かな売却先を選定することが重要です。












